モスク爆破テロの背景 アフガン北東部のクンドゥス市にあるモスクで8日、金曜礼拝中に爆発が起き、少なくとも46人が死亡、140人以上が負傷した。死傷者の数は米軍撤退後もっとも多く、シーア派少数民族のハザラ人が標的にされた。イスラム過激組織「イスラム国(IS)」系のメディアに伝えられた犯行声明によると、実行犯はウイグル人。シーア派だけでなく、中国の要求に応じてウイグル人を国外に追放しようとするタリバンも標的にしたという。 中国の王毅外相は今年7月、天津市でタリバン幹部と会談した際、米軍撤収後のアフガン安定化のため支援を約束する一方、タリバンにウイグル人過激派組織との関係を完全に断つよう求めていた。…