音羽、茗荷谷の坂道を訪ねたとき、小日向台地南側から神田川の流れる低地に下る坂道を4つ記録していたのでまとめました。大日坂、服部坂、横町坂、薬罐坂です。所在を地名で表すと文京区小日向1丁目、2丁目に位置する坂で、下ると底は水道2丁目ですが、そこまで続いていない坂もあります。 今回訪ねたのは江戸時代にはおもに武家屋敷や寺社の建ち並ぶ一帯。それ以降ずっと住宅地として発展してきており、坂道もすべて江戸時代から存在していたものです。 ◆大日坂〈だいにちざか〉 別名:八幡坂〈はちまんざか〉*1 江戸川橋を渡ってまっすぐ行くと音羽通りですが、すぐに東側へ折れる道は『巻石通り』といい、かつて神田上水の流れてい…