明治時代の東京大改造 今回は明治時代の幻の東京大改造計画について。これは東京の町並みを一気に西洋風のものに作り替えようという壮大なものだったという。 最初に登場するのは、明治19年に描かれたという幻の東京大改造計画の図面。これによると放射状の道路や大通りなどを配し、西洋の宮殿のような国会や皇居などの公共建造物を建てるという大改造計画になっているという。 なお当時の大改造計画の痕跡として残っているのが法務相旧本館だという。国の重要文化財であるが、第二次大戦で床と壁の一部を残して焼失し、現在のものは平成時代に元の形に復元したものだという。当時のヨーロッパで流行していたネオバロック形式の風格ある建物…