「編組工芸」(へんそこうげい)とは、 編んだり、組んだりして制作された手工芸品をいいます。 竹や籐 (とう)、藤、あけび、柳、蒲、麦わらなどを素材とし、 古くから家具、敷物、すだれなど生活用具に使われてきました。 「編組工芸」(へんそこうげい)の中で 最も身近な素材として利用されるのは「竹」です。 「竹」は日本中に生育していて、 竹稈 (ちくかん) が空洞で軽い割に強く、 表面は滑らかで、弾力性があり、湾曲しやすく、 裂いたりして加工がしやすいこと、 生長が速く3年程で利用出来ることから 生活道具の素材として重宝されてきました。 ただ折れや曲げに耐えられない「竹」は 「巻く」「結ぶ」は苦手であ…