前回の記事の続きです。 私の出身大学でも、1990年代後半に、わずかですが、新左翼グループが残っていました。全共闘運動に尋常でない興味を持っていた私は、当然、その新左翼グループに加わることも考えましたが、躊躇していました。 最大の理由はインターネットの炎上ですが、それは「空想内全共闘の終わり」で記します。 もう一つの大きな理由は、やはり共産主義です。ソ連崩壊後に大学に入った私にとって、共産主義は明らかに失敗した過去の思想でした。大学当局や日本政治に反対運動を起こすのは同意できますが、共産主義には同意できませんでした。 計画経済がうまくいかないことは、理論がどうこうよりも、歴史が証明していました…