「鈴木宗男事件」により、2002年に外務省を罷免され、ライデン大学やプリンストン大学で勤務。北方領土関係の書物を読むと、東郷和彦さんの名前が多く出てくるだろう。たとえば、佐藤優さんの著作。 母方の祖父は、東郷茂徳。第二次世界大戦終戦時に外務大臣だった。本書にその祖父の話も出てくる。また母方の祖母は、ドイツ系であった。 いわゆるロシアスクールなのだろうが、本書では、ロシアだけでなく、日中、日米戦争、韓国、台湾、原爆投下、靖国、東京裁判など、2008年ごろの日本の外交についてのホットな話題が語られている。今、(2025年)となっては、古い情報もあるが、当時の「外務省」の思考の一端を覗くことができる…