詩人。 1970年‐ドイツ・エルランゲン生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。 1995年‐第33回現代詩手帖賞受賞。 詩集『音楽、日の』(思潮社2000年)、『蜜の根のひびくかぎりに』(思潮社2008年)。 空間に詩を配置するインスタレーション作品を制作、2006年「斥力、遠さにふれる」展(国際芸術センター青森)、2008年「蜜の根のひびくかぎりに」展(森岡書店)などの個展を行なう。 出光美術館学芸員でもある。
BOOK PROJECT「そのうち届くラブレター〜わかりあうことの不可能さと、あきらめないことについての考察〜」では、 一冊の中に6名の作家による作品からインスピレーションを受け、8名の作家が感じたメッセージをアートで表現する。粘土の像に詩で反応したり、写真に彫刻や料理で対応するなど、様々なジャンルの多様なコンビネーションが見られる。市役所では一部の作品が展示され観客に配布されるほか、オンラインでは音声付きで配信される。 ① 山本高之《悪夢の続き》 一人が見た悪夢の続きを1人の聴き手が想像する。作家自身によれば作品は一貫して、他人は理解できないという「コミュニケーションにおける不可能性」を前提…
ヨコハマ・パラトリエンナーレ2020 プログラム発表会の様子(2020年8月24日撮影) 3年に一度開催される、障害者と多様な分野のプロフェッショナルによる現代アート国際展「ヨコハマ・パラトリエンナーレ(略称:パラトリ)」。3回目でプロジェクトの集大成となる2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、オンラインと横浜市役所(アトリウムほか)を会場として開催されることとなりました。