ボクシング界では様々な異名を持つボクサーが数多くいます。今回はその中の一人、神の左と呼ばれた山中慎介について解説しましょう。 ■神の左と呼ばれたボクサーの存在 2006年にプロデビューを果たし、2011年にはWBC世界バンタム級チャンピオンに輝いた山中慎介は、サウスポーだったことから「神の左」と呼ばれました。その後12度もの防衛を果たし、2018年に引退します。あの辰吉丈一郎や長谷川穂積といった日本を代表するボクサーたちが活躍したこともあり、「WBC世界バンタム級チャンピオン」は、実は日本人にとって馴染みのあるものです。そんな階級で長くチャンピオンの座を守ってきた山中慎介もまた、多くの人たちに…