京都に行く用事があったので、烏丸御池近くの「てぬぐいアーカイブ 細辻伊兵衛美術館」にて、「昭和の怖い手ぬぐい 妖怪展」を見てきました。 タイトル通り、昭和初期(だいたい8~9年頃)に作られたお化けっぽいモチーフの手ぬぐいの展示です。 描かれているのは主に骸骨、鬼、河童、狸、猫、人魚あたりで、戦後の妖怪ブームで「お馴染みの妖怪」がドカンと増える前は一般人にとってのお化けがどういうものだったのかがよく見えてきます。 「その時代の○○がどう認識されていたのか」は一点物の芸術品よりもむしろ普段使いされる日用品にはっきり出ると思うわけで、そういう意味でも面白い展示でした。狸や河童は和風で古風でほのぼのし…