ドラフト制度発足以前、プロとアマの接触が禁じられていなかった当時、プロ野球団が入団予定の選手に対し主に体調管理のため支給した食費。
当時は一般の食生活が貧弱であり、プロ野球で活躍するためには食事にそれなりの投資をする必要があったためしばしば支給された。ドラフト制度もまだなく、プロとアマの接触も禁止されていなかったので、ルール的に問題はなかった。但し、当時から、有力選手囲い込みのために使用されていた手段である。長嶋茂雄、杉浦忠が南海から支給されていたものが有名。
2004年夏に発覚した、明治大学の一場靖弘投手が受け取ったものは、ドラフト制度やプロとアマの接触を禁じた協定に抵触する。「裏金」と判断してほぼ差し支えない状況にある。