桜の花だよりが届く季節になりました。つい先日14日に東京で観測史上最速の開花宣言がなされたばかりです。 花の図書館の8回目は、「桜の科学」(勝木俊雄 著)です。 100年ぶりに日本の桜の新種が発見されたのは2018年です。日本には桜の原種として、ヤマザクラ、オオヤマザクラ、カスミザクラ、オオシマザクラ、エドヒガンザクラ、チョウジザクラ、マメザクラ、タカネザクラ、ミヤマザクラの9種(カンヒザクラを含めて10種とする説もあります。)が知られていました。10種目として発見されたのがクマノザクラで、 その発見者がこの本の著者 勝木俊雄さんです。 この本は、第1章 サクラの不思議 第2章 染井吉野の真実…