全ての格闘技ファンが見ておくべき試合が2つある。それは「猪木―アリ戦」(1976)と「桜庭―ホイス戦」(2000)だ。「猪木―アリ戦」は1R3分15R制で、フルラウンド戦い、結果は引き分けだった。つまり45分戦い続けたということだ。「桜庭―ホイス戦」は1R15分、判定決着なしでの無制限ラウンドというルールで6Rにホイス陣営がタオルを投入し、戦いが終結した。90分戦い続けたというわけだ。時間が長いから偉いというわけではないが、2試合とも時間が大いに関係していると思う。この長い試合の最初から最後までを観るのには正直言って体力がいる。そして体力がいる割にはプロレス的カタルシスもない。しかしながら今日…