先週はエデュケアつまり内から引き出すことについて触れました。今週は内から引き出すテクニックといっていいのでしょうか、それにまつわることを少し書こうと思います。 浄土真宗では正信偈という親鸞聖人が記された詩を拝読することが多くあります。これは親鸞聖人の御教えの要約のようなものにあたり、浄土真宗の御教えを知るには正信偈の内容を知るのが手っ取り早いのではないかと思います。大無量寿経の中にもあるでしょうが、正信偈の中に「五劫思惟之摂受(ごこうしゆいししょうじゅ)」という部分があります。法蔵菩薩が五劫もの長い間思惟を重ね48願を完成させたという意味です。劫はインドの時間の単位で、いろいろ説はあるようです…