新装版 歳月(上)【電子書籍】[ 司馬遼太郎 ]価格: 924 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 幕末。京都の長州藩邸を肥前佐賀藩の脱藩浪人、江藤新平が訪れる。彼は桂小五郎や伊藤俊輔(博文)らと交誼を結び、佐賀の志士として名を残す。佐賀藩は「二重鎖国」と呼ばれ、脱藩する志士は皆無だったが、江藤はそれを押して上洛した。しかも京の情勢を3カ月間視察した後は、脱藩した藩に帰るという。 脱藩は本来死罪。しかし江藤は京での見聞を建白書にまとめて建策する。藩主鍋島閑叟が評判通りの英邁ならば、決して命を奪わないだろうと読んでいた。果たして建策書を読んだ閑叟は、罪一等を減じて永蟄居処分とした。江藤は命は長らえ…