森川駿

週刊少年マガジンに連載された競馬マンガ『風のシルフィード』の主人公。実家は牧場を経営しており、後に世界の競馬を席巻する競走馬・シルフィードの生産牧場として知られるようになる。

性格は非常に温厚で気の弱いところがあるが、勝負どころになると肝の据わるところがある。永遠のライバル・夕貴潤や豪腕・吉原正人らとの出会いで、技術のみならず騎手としての人間性も磨かれていく。

中学校卒業後、ＪＲＡ競馬学校を受験し見事合格。競馬学校卒業後は、菊池正太厩舎に所属し、先輩の谷村健太郎（通称・タニケン）と過ごすことになる。シルフィードが順当に勝ち上がって皐月賞に出馬した時は、鞍上は谷村となった。日本ダービーでは、駿を乗せろというファンの主張が当時の農林水産大臣にたくさん寄せられ、さらに農水省庁舎周辺を取り囲むなどの大騒ぎとなり、見習い騎手にも関わらず駿がシルフィードに乗ることになった。

凱旋門賞から帰国後、優勝記念パーティーでジャパンカップ前にシルフィードの引退を表明し、種牡馬になることが決定した。シルフィードが不慮の交通事故でなくなると、駿は行方をくらました。オカビッグファームにいるシズカのところに姿を現すと、シルフィードＪｒ．の出産を一人で行った。これは、監視室にいた岡の助言の賜物だった。

日本ダービーでは、マキシマム産駒のマックスハートが優勢だったが、父子ともに主戦だった駿の力で因縁の対決が復活した。