エンパワメント・センター主宰。 早稲田大学卒業。 バークレー総合宗教学大学院宗教社会学修士課程修了。 日本にCAPプログラムを紹介。 著書『非暴力タンポポ作戦〜ひきわけよう、あきらめない、つながろう〜』、『癒しのエンパワメント〜性虐待からの回復ガイド〜』、『沈黙をやぶって〜性暴力を受けた女性たちの証言と心を癒す教本〜』、『あなたが守るあなたの心、あなたのからだ』、『エンパワメントと人権〜心の力のみなもとへ〜』ほか。
今日は今までに読んで自分が力をもらった本について書いてみます(*^^*) ◉エンパワメントと人権 こころの力のみなもとへ 森田ゆり この本ではエンパワメントというのが何かについて詳しく書かれていて、自分に必要なもの/不必要なものの区別をつける力をくれました。数年前に初めて読んだのですが、子どもの人権と女性の人権を守るために必要なことも具体的に書かれているし20年ほど前の本ではありますが今でも何度か読み返し勇気をもらっています。文章がとても読みやすくて好きな1冊です。 ◉ぼそぼそ声のフェミニズム 栗田隆子 栗田さんご自身の経験から女性の貧困や労働の問題などについても書かれていて、普通に働けたこと…
あらすじ・概要 ドメスティック・バイオレンス(家庭内暴力)はごく一部の人の不幸ではなく、社会でありふれた問題である。加害男性に暴力をやめさせるには、何ができるのだろうか。暴力を嗜癖のひとつとして、メンタルヘルスの視点で加害への依存をやめる方法を探る。 別れを受け入れることも支援成功である 結論から言うと加害男性に対して劇的に効果のある支援は未だに存在せず、なかなか難しいです。 著者は加害男性の過去のトラウマや虐待経験に着目し、カウンセリングや他の男性との対話から認知の歪みを取っていくことを目指しています。 新鮮な意見だったのは、「加害男性の支援のゴールが離婚でも成功である」という点です。 加害…
こんにちは。アミーガikueです。 今日は回復クラスに参加されたメンバーさんからいただいた 嬉しい言葉たちをご紹介します。 __________________ ・自分に沁みついた言動や思考の癖を冷静に見つめる事が出来る時間と場で、ふんわりとしているのにすごい時間だと思う。 ・みんなの話を聞いて共感したりされたりできて、とても良かった。 ・それぞれが実体験をもとに自分の中に学びを落とし込む様子が伝わってきて自分ももっとまなんでいきたいと思った。 ・自分の家族の機能不全な面について理解ができた。 ・感情表現の仕方が分からないので学んでいきたい。 ・自分の思いを伝えられるようにトレーニングしていき…
お報せ連投になります。 3月25日から、全6回のオンライン勉強会を開催します。 今回もNPO法人レジリエンスさんの「こころのcare講座」のテキストを元に、 ファシリテーター養成研修を修了した宮古島Ayana石嶺かおりさんとアコアわねざき 2名でファシリテーターをさせていただきます。 自助グループ活動を主軸としているアコアならではのセルフケア勉強会ですので、 各回ごとのテーマを、レジリエンスさんのテキストや森田ゆり先生の書籍を元に みんなで学び、みんなで考えた後のひとりひとりのシェアに重きを置いています。 自助グループの言いっぱなし・聴きっぱなしのルールは守りつつですが、 自助グループMTGと…
今回は一冊の本を紹介します。 この本の内容(の一部ですが)を通して、ケアの出発点について考えてみました。 森田ゆり編著『虐待・親にもケアを』(築地書館、2018) https://amzn.asia/d/c0lwUDZ 子ども虐待問題の解決に不可欠な親の回復。「MY TREEプログラム」は過去17年間の実践を通して各地の児童相談所などですでに1048名の回復者を出し、大きな成果を挙げてきた。日本で開発された、マインドフルネスを使う、効果の高いプログラムとして注目されるその内容を、開発者自らが思想と技法からファシリテーター人財育成まで詳細に語る。ひとり悩み苦しんできた親たちが、生きる力をとりもど…
今日はアミーガ・プログラム「読み合せ」のグループを 初開催しました♪ amiga2022.hatenablog.com 初回に選んだ本は 森田ゆり先生の『エンパワーメントと人権~こころの力のみなもとへ』です。 (「同意」の本はこの後に回すことに~) 初版は1998年、と、かなり前の本ですが「エンパワーメント」という言葉の本来の意味がとても分かりやすく書かれています。 ひとりではなかなか読み進めるのが難しくても みんなで集まって(輪になって)読みあわせていけば、 新しい知識や考え方に触れることが可能になります。 読みあわせ終了後は一言ずつ感想をシェアしました。 「肯定的な内容だったしみんなの生の…
森田ゆり著『子どもへの性的虐待』(岩波新書)を読みました。 性犯罪、司法面接に関心がわいたため読んでみました。 (ここに感想として書かれていることは、正直、自分の考えとは異なる部分が多いです。ですが、どの様なことが書かれていたのか、どの様な論理の部分に関心を持ったのかをまとめているので、そこはご容赦ください。) 子どもへの性的虐待 (岩波新書) 作者:森田 ゆり 岩波書店 Amazon
◎半田くんの発表 どの本について語るかを決めかねていたということで、最近読んで気になったものの中から3冊を紹介してくれた。レジュメはなし。 ①森田ゆり『多様性トレーニング・ガイドー人権啓発参加型学習の理論と実践ー』部落解放人権研究所、2000年 多様性、ダイバーシティについての本で、B4くらいのグッとくるサイズ。 様々な人種/文化を混ぜ合わせて形成されるアメリカの在り方を指し、かつては「メルティング・ポット」という言葉があった。しかし時代が進み「混ぜあわせて一つにするということは、同化しろということであり、他の文化を尊重していないのでは?」という疑問から次第に「メルティング・ポット」は使われな…
私は4歳以降、父親から強制猥褻などを受け始めてから人生が狂い、 30年以上経った今も狂ったままです。 自分に起きた性暴力が、他の子どもに起きないようにするにはどうすればいいか、とよく考えます。 まず、加害者を撲滅することが必要ですが、そのためにも、被害者が最低限、自分の身を自分で守れる方法を知ることも重要です。 性器をはじめとするプライベートパーツや水着ゾーンと言われる部分を他人に見せない・触らせない・また他人のを見ない・触らない。嫌なことをされたら嫌だを言い、逃げて、誰かに話す。言葉を話せるようになれば子どもにも最低限、できる自己防衛。 私はこれを学びたかった。 なぜなら、加害者は誰も知らな…