標記公演を見た(8月11, 13日 新国立劇場 中劇場)。「日本バレエ協会新進バレエ芸術家育成支援事業」の一環で、今年は9支部と東京地区により、11作品が上演された(関東支部は2作品、東京地区は本部出品作品の枠を引き継ぎ、両日共通の1作品)。内訳は創作バレエが5作品、コンテンポラリーダンスが3作品、古典(抜粋)が3作品だった。 経験を積んだベテランから若手振付家まで、地元ダンサーと共に一堂に会し、互いの成果を確かめ合う貴重な機会である。今回はその中に、Noism Company Niigata 芸術総監督の金森穣も含まれている。両日最終演目の『ライモンダ』よりは、元ボリショイ劇場バレエ団ファー…