被害者の家族というのは、障害とか身分とか関係なく、みんな加害者を憎み、非難します。それは当然と言えば当然で、罪を憎んで人を憎まずなんてことは、当事者ではない人の観念の話で普通の感情を持っているなら出来ることではありません。ですから植松被告に相当厳しい言葉を投げかけても当然と言えます。しかし、その言葉は、植松被告を変えないし、感情的な言葉は植松被告の確信をさらに強めることになると思われる行為としか思えないのです。 何故なら、43歳の息子を亡くした甲S(名前は公表されていないので裁判名)さんの母親は出廷し生の声で言ったのではなく陳述書で、「息子が亡くなった日から時間は止まったままです」「息子を返し…