恋する検事はわきまえない 作者:直島翔 小学館 Amazon 「転がる検事に…」の続編。 前作の主人公だった、久我周平、そして、 新米検事の倉沢、「特捜部初の女性検事」だった常盤などが、 今作ではそれぞれ、短編の主人公を務め、 それぞれの正義を追い求めていく。 倉沢の異動先での活躍もさることながら、 前作でも魅力的だった常盤の人物像が、さらに深く描かれ、 魅力はどんどん、増していく。 その代わりと言ってはなんだが、 久我自身の出番が少なく、少々物足りなかったが、 最後の編で、彼の周辺が騒がしくなりそうな雰囲気が見られ、 続編に期待、か。