4日目。『構造人類学』著者:レヴィ・ストロース 構造人類学 作者:クロード・レヴィ・ストロース 発売日: 1972/05/30 メディア: 単行本 大学の卒業論文でお世話になった本です。 卒論では、呪術と呼ばれる行為の実際的な効果を論じる際に、『構造人類学』の「象徴的効果」の章から、クナ族の難産治療儀礼の具体的詳細を引用しました。 この治療儀礼は、ネレガンと呼ばれる精霊的な存在が産道を歩いていくというイメージを、言葉を駆使して施術師が妊婦に持たせるという、特に胡散臭さを感じさせないイメージ療法です。 しかし、論文には引用しなかったのですが、私が最も恩恵を受けたのは、『構造人類学』の「呪術師とそ…