SF作家。第8回日本SF新人賞を受賞してデビュー。スペキュレイティヴ・フィクションの書き手。 『ジャン=ジャックの自意識の場合』、『ハムレット・シンドローム』ほか。 既存の文学作品を本歌取りして、まったく新しい効果をもたらす方法を得意とする。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%BA%E5%B1%B1%E4%B8%89%E8%8B%B1
展覧会『木下理子「Human Humor」』を鑑賞しての備忘録児玉画廊にて、2022年6月4日~7月9日。 木下理子の個展。 展示の冒頭には2点の"atlas"を冠した作品が掲げられている。1点は縦に3本・横に2本の針金を骨組みとして黄色のネットに取り付け、その表面全体に白いポリマー・クレイを散らした《atlas #1》(500mm×450mm)。もう1点は、波打つように捻った針金を縫い付けた銀色(灰色?)の網の中央に長方形状に白いポリマークレイを塗り付けた《atlas #2》(500mm×450mm)である。 ゲラルドゥス・メルカトルは82歳で没したが、その5ヶ月後の1595年春、ヨーロッパ…
三島由紀夫最後の言葉 (〈知〉のフロントラインへ-「図書新聞」セクション 1)作者:三島 由紀夫,古林 尚,高原 英理,樺山 三英,井上 隆史,柳瀬 善治,鳥居 万由実,松原 俊太郎武久出版ぶQ出版センターAmazon 「ボーイ・ミーツ・ミシマ」……そうか、ボーイがミシマと会うのか……おそらく変な制服着せられたり、ハラキリの手伝いをさせられたり、ろくな目にはあわないんだろうな——と予想しながらこの小編を読み始めた。ところがどっこい。本編の「ボーイ」は実に意外な人物だった。相当に文学史に通暁した人でも、この「ボーイ・ミーツ・ミシマ」というタイトルを見ただけでは、この「ボーイ」が誰なのか見破れはし…
発売されたばかりの「図書新聞」2022年4月2日号に、『いかに終わるか 山野浩一発掘小説集』(小鳥遊書房)をめぐる樺山三英さんとの対談「内宇宙からのゲリラ戦 終末論から離れていかに滅亡し、意識を逆流させるかを考える」が、なんと1〜3面ぶち抜きで掲載されています! なお、本文の『月に呼ぶ村』は、正しくは『月に飛ぶ村』です。 図書新聞最新号に岡和田晃さんとの対談が掲載されています。https://t.co/fZc1ybPkwf 岡和田さんが編集された山野浩一さんの遺稿集『いかに終わるか―山野浩一発掘小説集』について。山野さんの文業はもちろん、小松左京や大江健三郎、内向の世代等にも触れた内容になって…
が、うーんこれはちょっと精読が必要かも。 最後は斜め読み状態になってしまったので近いうちに再トライしたい。 文体そのものはすごく平易で読みやすいんだけどな。 ただし途中の風が吹けば桶屋が儲かるのくだりはちょっと何言ってるか分からないぞ…(問題はそこではない) 風が吹くと桶屋が儲かる。逆から言えば、桶屋が儲かりゃ風が吹くのだ。 ハムレット=コマツも「自分は頭がおかしい」って言ってるんだし、まぁ普通に考えてそういうことなんだろうけど、あまりにもしれっと語られるもんだから笑ってしまった。 しっかし本作を書くにあたって作者はかなり消耗したのではなかろうか。 (わたしならめちゃくちゃ精神削りとられそうだ…
発売中の「図書新聞」2021年12月18日号の2021年下半期の読書アンケートで、作家の樺山三英さんがケン・リュウ他『再着装の記憶 〈エクリプス・フェイズ〉アンソロジー』(アトリエサード)を取り上げてくださいました。大変驚き、また光栄です。
創作を志すオタクが多いせいか、創作をテーマにしたラノベやライト文芸って結構多いですよね。 今回はその中からおすすめをまとめてみました。 文芸 先輩のおかげで創作活動に再び前向きになる『きみって私のこと好きなんでしょ?』 ラノベ作家が幼馴染と恋をしつつ美少女作家に振り回される『ラノベのプロ!』 腐女子と純文学出身のラノベ作家の奇妙な恋物語『ラ・のべつまくなし』 猫と暮らした私小説ライトノベル『先生とそのお布団』 盗作から始まるラブコメ『ラノベ作家になりたくて震える』 小説家のゴーストライターになってしまった少女の崩壊 『私が大好きな小説家を殺すまで』 演劇 シェイクスピア劇をテーマにした虚実入り…