「日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?」(山田昌弘著、光文社新書)は素晴らしい本です。この本を読めば、他の少子化の本は読まなくていい、むしろ読まない方がいい、と言えるほど本質を突いています。日本の少子化対策として、保育所の確保だとか、女性が働きやすい環境だとか、夫の育児参加だとか書いている記事や本は未だにありますが、そんなのは読むだけ時間のムダだと理解できる本です。いいかげん、マスコミはそんな主張を止めるべきです。 このブログの他の記事でも書いていることですが、統計から、保育所の数も、女性の就業率も、夫の育児参加時間も、子どもの数と正の相関は全くありません。むしろ、それらは負の相関があります。…