そもそも歌舞伎は、庶民の娯楽 歌舞伎は、今でこそむずかしいイメージでとらえられることも多いのですが、もともとは庶民の娯楽です。 歌舞伎がネタの落語を聞いていると、小僧さんが主人の目を盗んで歌舞伎を観に行ったり、歌舞伎のマネごとをしたりといった話が多く出てきますし、芝居の絵を見ると、赤ちゃんも子どももわちゃわちゃ一緒くたになって歌舞伎を観劇している様子が描かれています。 他に娯楽が少なかったこともありますが、誰でも知っている昔話や、逆に最近起こった事件などをいち早く芝居にしたりするので、親しみやすかったのでしょうね。 歌舞伎の語源 歌舞伎の語源は「傾く(かぶく)」と言われています。常識にとらわれ…