ムハンマド没後のイスラム教徒およびその共同体(ウンマ)の指導者をカリフと呼ぶ。 そのうちの初代アブーバクルから第4代アリーまでの4人を正統カリフと呼び、彼らの統治時代を正統カリフ時代とする。 アリー没後、ウマイヤ朝はカリフ位を世襲することとし、以後イスラム世界は政治的に分裂した時代を迎える。