「武器としての交渉思考」 瀧本 哲史 <所感> 交渉ごとにはきっと魔法の杖のような特別なテクニックが存在するはず。それさえわかれば。 そう思ってハーバード式~とか心理学的~とタイトルの交渉術の本を手に取りがちである(自分もそうだ) しかし、本の中の事例通りに成果が出せた人はどれだけいるだろう? 当たり前だが誰もが使うことのできる魔法の杖はないことに気が付く。 いや、もしかしたらあるのかもしれない。あったとしても、いかに使いこなせるか。ここが重要だ。 本書の“4時間目 「アンカリング」と「譲歩」を使いこなせ”は魔法の杖の一端が凝縮されている。 特に参考なる点をメモ ・交渉の争点整理を重要度を設定…