武蔵越生高等学校(むさしおごせこうとうがっこう)は、埼玉県入間郡越生町にある私立の高等学校である。設置者は学校法人越生学園である。
かつては越生高等学校であり、埼玉県立越生高等学校と区別して私立越生高等学校と呼ばれていた。しかし混同が極めて多く、現名称への変更の原因の一つになった。
校章と別に、武蔵越生の頭文字M.Oをイメージしたシンボルマークがある。
難関国公立、私立大学を目指す、特進選抜コース、特進コース、中堅大学を目指す、進学選抜コース、進学コース、アスリートを目指す、体育コースの5コースがある。
体育コース以外は2年次から文系、理系へ分かれより専門的なカリキュラムとなる。 土地柄から、グランドや学校周辺は緑に包まれた環境である。
2007年に開校55周年の節目を迎えた。
教育方針
「行うことによって学ぶ」
本校建学の精神に立ち、これからの国際社会のよき形成者として心豊で実践力のある人間を育成する。
1.創造性豊な人間
2.思いやりのある人間
3.志気あふれる人間
1.生徒一人ひとりを大切にし、能力・適性を生かす教育を行う。
2.責任と礼節を重んじ、生徒の自立心を育てる教育を行う。
3.生徒の心身を鍛え、特技や情操を高める教育を行う。
4.多様な進路を保障し、生徒の自己実現を目指す教育を行う。
5.父母の期待、地域の信頼に応える全人的視野に立った教育を行う。
沿革
- 1952年 - 越生木工技能者養成所として認可される。
- 1960年 - 越生工業高等学校として開校。建築科・木材工芸科の2科を設ける。
- 1965年 - 校名を越生高等学校と改称し、普通科が設置される。
- 1973年 - 普通科に進学コースが設置される。
- 1981年 - 普通科に体育コースが設置される。
- 1993年 - 校名を武蔵越生高等学校と改称し、男女共学となる。普通科に国際コース、情報コースが設置される。
- 2004年 - 建築科を廃止。
- 2006年 - 特進選抜、特進、進学選抜、進学、体育の5コースに改定。スクールバスを高麗川駅、東飯能駅、飯能駅、狭山市駅、稲荷山公園駅から運行。
- 2007年 - 制服のビッグマイナーチェンジを行う。開校55周年。
施設
- 地上7階建ての本館校舎(図書室、マルチパーパスルーム、コンピュータ室、茶室、屋上庭園、大会議室)、地上4階建ての第2校舎(音楽室、理科実験室)、第3校舎(美術室、書道室、家庭科室)、地上3階建ての食堂塔(剣道場、柔道場)
- 第一体育館、MO記念体育館、あすなろ館(宿泊施設、トレーニングルーム)
- 軽井沢研修センター(合宿施設)
部活動
- 部活動は活発。
- ソフトテニス部、柔道部、吹奏楽部、チアリーダー部、陸上競技部などは、関東大会、全国大会の常連。
- 柔道部、ソフトテニス部、サッカー部、野球部を集めた体育コースがある。
- 強化部には特待制度がある。
学校生活
- 三学期制。
- 第一、第三土曜日は、授業や学校行事等にあてられる。(2009年より週6日制となる。ただし月の最後の土曜日は休みとする)
- 体育祭、けやき祭(文化祭)、芸術鑑賞会、ウォークラリー、予餞会など、学校行事が豊富である。
- 有名人を招いての講演会なども行う。
- 2年次での修学旅行は、オーストラリア。ファームステイなどを体験する。