「裏白」(うらじろ)は、 「注連飾り」「門松」「鏡餅」など、 様々な「正月飾り」には欠かせない葉です。 冬ざれて辺りの野山が枯れ果てる中、 群落をなして青々と自生する ウラジロ科の大型多年生草本です。 斜面を覆うほどの繁殖力を持ち、 四季を通して緑を保っていることから、 「子孫の永遠の繁栄」を象徴するだけでなく、 葉が左右対称なことから夫婦円満の象徴とも 考えられたりしています。 また葉の表面は濃い緑色ですが、 名前の通り、葉の裏は白いことは、 「二心がない」という真心を表すとか、 「夫婦の共白髪になるまで長生きする」 ということも表すとしています。 「裏白」は葉がしだれるので 「歯朶」(しだ…