パンドラの箱、というか、タガが外れた、というべきなのか。 最近の世界情勢は、至るところで同時多発的に不穏な話が勃発しており、いよいよ、決定的な運命の歯車か何かが動き始めたような錯覚さえ起きてしまう。 私としては、やはりロシアの誤算が大きいのかな、と思っている。 ことの良し悪しは抜きにして、ロシアの目論見通りに数日でウクライナを降すことが出来ていたらまた違ったのだろう。 彼の国は、衰退しつつあるとはいえ、かつて世界を二分して争った超大国の末裔である。近隣への影響力は大きい。 正確には「大きかった」というべきで、むしろそれがバレないようにやってきた、というのが実情だろう。 それが今回の侵攻戦で「と…