NHKラジオアーカイブスで栃錦と若乃花の計4回の放送を聴いた。 大相撲の栃若時代を創った主役の二人である。小学校に時だったか、郷里中津に大相撲の巡業があり、この二人の取り組みをみたことがある。若乃花のファンであった。激しいぶつかりあいがあり、若乃花が勝った。 さて、栃錦。優勝10回の名横綱であり、引退後は日本相撲協会理事長として現在の両国の国技館を完成させた相撲の近代化に貢献した。「技の栃錦」といわれ、人の3倍の稽古を重ね、横綱になった時に師匠から「桜の花の散る如く引退せよ」と言われた。若い頃に神々しい姿と態度の双葉山をみたこともあり、理事長時代のテーマは形、内容、礼儀などが整った「美しい土俵…