地震や噴火はある間隔で繰り返し起きるということが分ってきましたが、まだその方面の研究は十分に進んでいるとは言えません。 その研究の進め方には文理双方からのアプローチがあり、理科系で言えば断層の構造や堆積物の観察を行うということですし、文科系で言えば日本ではかなり古い時代から多数残っている文書などを調べていくということになります。 これらの研究は双方が十分に連絡を取りながら補い合うことでより正確に迅速に進むこととなります。 東京大学では、2017年に地震研究所と史料編纂所が協力して、地震火山史料連携研究機構という組織を設置し研究を進めることとなりました。 さらにその機構が中心となり、東京大学教養…