久しぶりにWordの設定でひどい目に遭ったので,備忘として記録しておく。 1 はじめに Wordの文書設定構造は,「原則ー例外」の組み合わせである。 そのため,「原則部分のフォントサイズ」が違っても,「例外部分のフォントサイズ」で合わせて見てくれを繕うことができてしまう。 もっとも,別のところでは「原則部分のフォントサイズ」を参照にすることが多いので,そこの辻褄を合わせるためにさらに別の設定もいじって…を繰り返し,伏魔殿みたいな文書設定ができあがってしまうのである。 今回ひもとくことができたのは,そんな伏魔殿のごく一部である。 2 はじまりはフォントサイズ 非常によく似た文書を2通(A,Bとし…