「お母さんは殺し屋だもんねえ」 ご飯を食べながら、17歳の息子が言った。母の日で、息子が作ってくれた油淋鶏を食べていた(母の日だからではなく、息子はよくご飯を作ってくれる)。 AIが生成してくれた「深淵」 大沢たかお祭りのムーブメントが起きてSNSが「たかお母さん」だらけになっていたとき、私はひとり「殺し屋母さん」になっていた。 私は殺し屋が出てくる漫画が好きだ。殺し屋の仕事は刺激的だし、たいてい孤独で、そして強い。殺しのシーンが残虐である分、ほっこりした日常パートも心に残る。私はそんな殺し屋に共感することが多く、以前その話をしていたので冒頭の息子の言葉が出てきた。覚えていてくれること、そして…