自分の中にある「毒母の血」に気づいて恐ろしくなる時がある。 「ああはなりたくない」と固く心に誓って生きてきたが、気を抜くと「ああ」なっているんだ。 遺伝なのか習慣なのかわからないけれど、気付いた時にはぞっとする。 他人を悪く言って「自分は間違っていない」と安心しようとする。 極度に緊張したり困惑したりすると、場にそぐわないことを言ってしまう。 子どもや夫に暴言のような言葉を投げつけてしまう。 …あなおそろしや、である。 でも考えてみれば、よほどの聖人でもない限り、こういうこって多分、誰もがそれなりにやっていることだと思うんだ。 要は程度の問題なんだよ。バランスが大事なんだな。 ところが身近に毒…