「世界の真理」へと至る道を捨て「日常への回帰」を選ぶ話。 主人公は有村ロミを救うために自らの肉体を犠牲にし魂だけの思念体となる。 そこで真理への到達という欲望に惹かれるが魂魄を二分化することで対処する。 愛を知る魂Aは父が残したロボットに憑依しロミと共に闇堕ちした魂Bに打ち克つ。 星の記憶を司る鯨は地球から離れ、主人公の魂Aも復元された肉体に戻る。 終局部は全知のAIが襲い掛かってきて戦闘になるのだが……尻切れトンボで終わる。 父の魂の残滓が残るロボット対AIの巫女の戦いは描かれず突如EDムービーが流れ出す。 エピローグは答えの出ない問いに囚われながらも日常を生き続ける強さが示され幕を閉じる。…