京都大学経済学部卒。日本におけるカルチュラル・スタディーズ紹介者の一人。 ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジでポール・ギルロイの指導を受けた。 1999年から、2004年まで、九州大学大学院比較社会文化研究院で助教授を務めた。 現在は、東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科の教授である。
参考 amazon:毛利嘉孝
社会学部でメディアとかポピュラー・カルチャーに関して興味持ってる新入生に向けて、2013~2023年刊行の新書200選、ということです(現在200冊だと思いますが、年内適宜追加していきます)。 稲増一憲『マスメディアとは何か:「影響力」の正体』中公新書、2022年稲田豊史『映画を早送りで観る人たち:ファスト映画・ネタバレーーコンテンツ消費の現在形』光文社新書、2022年瀬地山角『炎上CMでよみとくジェンダー論』光文社新書、2020年金成玟『K-POP:新感覚のメディア』岩波新書、2018年高野光平『発掘!歴史に埋もれたテレビCM:見たことのない昭和30年代』光文社新書、2019年貞包英之『消…
岸田政権は日本学術会議の会員選考に第3者を関与させる法案を来年の通常国会に提出すると表明しています。それに対して学問と表現の自由を守る会が政府の方針の撤回を求める声明を出しました。<声明>日本学術会議の独立性を侵害する政府の法改正方針を直ち に撤回することを要望します。 内閣府は 12 月 6 日、日本学術会議と協議を行わないまま「日本学術会議の在り方に ついての方針」を公表しました。方針では「政府等と問題意識と時間軸を共有」し、会 員選考において「第三者の参画」を行い、「内閣総理大臣による任命が適正かつ円滑に 行われるよう必要な措置を講じる」と明記されています。この内閣府の方針は、梶田…
毛利嘉孝『バンクシー アート・テロリスト』を読んだ。 バンクシー~アート・テロリスト~ (光文社新書) 作者:毛利 嘉孝 発売日: 2019/12/27 メディア: Kindle版 内容は紹介文の通り、 正体不明の匿名アーティスト、全体像に迫る入門書の決定版 というもの。 およその全体像が本当にわかるので、最初に読むには実にオススメ。 以下、特におもろしかったところだけ。 皮肉たっぷりのスタント あいかわらず、皮肉たっぷりのスタントだった (144頁) 2018年、バンクシーが、英ロイヤル・アカデミーの「サマーエキシビション」に、あるポスターを展示する。 それは、「vote Leave」(離脱…
増補 ポピュラー音楽と資本主義毛利嘉孝せりか書房2012年1月27日第一刷発行発行所 株式会社せりか書房定価=本体2500円+税*画像はスキャナーで読み込んだもので実物と若干色調など異なることがあります。*誤入力等はご容赦ください。
【AMU】==【AmazonMusicUnlimited】 【SPD】==【SpotifyDownloads】 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ソース元:【[NHK-FM]ウィークエンドサンシャイン(ピーター・バラカン)/7月16日(土)】 この放送からもう 一週間が経ってしもうたのかイッ! ウンニャコリャ!アンニャンニャン!ポレヨ!っまおいといて・・・クラフトワークは 毛利 嘉孝(Yoshitaka Mōri)のこの本を 図書館で借りてきて 読んで知りもした!v^^ でもでもたぶん 往時のカナタでは 音の流れを感じていたのかも!^?^! ドウヨ!どうよ…
社会学部でメディアとかポピュラー・カルチャーに関して興味持ってる新入生に向けて、2012~2022年刊行の新書200選、ということです(200冊以上あるだろうけど)。あと、ポピュラー・カルチャー論のレポートの季節なので。 加藤秀俊『社会学:わたしと世間』中公新書、2018年稲増一憲『マスメディアとは何か:「影響力」の正体』中公新書、2022年小熊英二『日本社会のしくみ:雇用・教育・福祉の歴史社会学』講談社現代新書、2019年大澤真幸『社会学史』講談社現代新書、2019年吉見俊哉『平成時代』岩波新書、2019年松田美佐『うわさとは何か:ネットで変容する「最も古いメディア」』中公新書、2014年山…
北田暁大氏は、「リベラリズム」のアイデンティティについて、「「問い」のレベルでの共通性に同一性の「根拠」を見いだす」(163)井上達夫氏の議論に注目している。井上氏によると、「リベラリズムの自同性の根をなす問い」とは「善から区別された社会構成原理としての固有の意味における正義への問い」のことである(井上達夫『共生の作法』214)。 「善の諸構想の多元性を所与として承認せざるを得ない状況において、社会的結合はいかにして可能か」と問い、その可能根拠としての正義、即ち、相競合する善の諸構想を追求する人々がいずれも自己の構想を追求する自由を不当に抑圧されることなく社会的に結合することを可能にするような…
毛利嘉孝『バンクシー アート・テロリスト』を読む。いつの間にか私たちの生活の中にバンクシーの芸術は入り込むようになった。彼の描くグラフィティが町を賑わせるようになってずいぶん経つ。でも、肝腎のバンクシーとはそもそも何者なのか。このコンパクトな書物はそんな問いに答えんといろいろな角度から彼を語る。現代美術という1つの軸だけで彼を語るのではなく、カルチュラル・スタディーズに詳しい著者ならではの視点でバンクシーを産んだ国であるイギリスの音楽や政治と彼との影響関係を語る。それ故に膨らみのある、侮れない一冊となっているように思った。『バンクシー アート・テロリスト』を読むと、私が持っているバンクシーのア…
ストリートの思想 転換期としての1990年代 (NHKブックス)作者:毛利 嘉孝NHK出版Amazon ストリートカルチャーについて知見を深めるつもりで適当に手に取ったら,社会科学/現代思想の本だった。「〈ストリート〉の思想」じゃなくて「ストリートの〈思想〉」だったというか。要するに以前はアカデミアの世界にあった〈思想〉が,今やストリート――物理的な意味でも象徴的な意味でも――に飛び出して,実践と結びつている,みたいな。 この本は『政治』と『文化』,そして『思想』のトライアングルを主題にしている。この三つの中に『ストリートの思想』は,どこかおさまりの悪いまま位置づけられている。 ということで,…