私が生まれる前の話になりますが、「民主主義=資本主義」という考え方が、戦後から1970年代くらいの日本人には強くあったようです。昔の本を読むと、「共産主義VS民主主義」という言葉、あるいは考え方が、特に反共産主義派(資本主義擁護派)から頻出します。 共産主義者は「共産主義も民主主義である」と考えているので、「共産主義と民主主義は対立するものではない!」と激怒すべきだと私は思えるのですが、当の共産主義支持派や社会主義支持派も、激怒せずに、場合によっては共産主義と民主主義は対立するものとして議論に参加していたりします。 私には、これに非常に違和感がありました。 「共産主義は民主主義を否定しないはず…