NGO組織などが、刑事裁判形式をよって国内外の人道問題について特定国家や組織を裁き、世論を喚起する運動。
1966年にベトナムにおけるアメリカの戦争犯罪を裁くために哲学者のラッセルの提唱で開かれたラッセル法廷がそのさきがけ。
日本では2000年に旧日本軍の従軍慰安婦問題などアジアでの女性への蛮行を裁いた「女性国際戦犯法廷」、2006年にアメリカの原爆投下を裁いた「原爆投下を裁く国際民衆法廷」が知られる。
主に左翼勢力や政府に批判的なグループによって担われており、右翼勢力や政府に近い立場の人間はこれらの運動に批判的な場合が多い。