―記事概要 JR東日本は、3月下旬から神奈川県内の南武線と鶴見線で、水素由来の電力で走行する「燃料電池電車」の実証走行を始める。 鉄道の脱炭素化の一環で、2030年の導入を目指す。 川崎市の車両センターで開発された試験車両「HIBARI」は2両編成で、燃料電池車「MIRAI」を開発したトヨタ自動車と蓄電池に強みをもつ日立製作所により、約40億円かけて開発された。 JR東によると、管内の全69線区のうち28線区が「非電化区間」を含んでおり、そこで走行するディーゼル車を「HIBARI」へ置き換える。 ただ、非電化区域は人口減少が進む地域が多くコストが合わないため、他の交通機関や地域との共通利用をト…