1908-1947 詩人。スペイン語学者の永田寛定は叔父。舞踏評論家永田龍雄は従兄弟。 東京、神田生まれ。麻布中学中退。1933年、詩集『温室』を刊行、近藤東を知る。以後、作品を「詩法」「20世紀」に発表。1937年、「新領土」創刊とともに編集スタッフとして参加。詩は奔放自在で、独自の前衛的世界を拓いた。 『新領土詩集』(1941)などの共編、翻訳民話集『タイタイ昔話』(1943)、遺稿童話集『月姫と月王子』(1948)の仕事がある。 その詩は『永田助太郎詩集』(1979)にまとめられている。