マンガは導入と挿し絵程度なんですが、絵を有効活用しようという発想ゆえか、地図が多用されていて、地形や位置関係が国家間に与える影響がわかりやすいです。 その前に読んだ成毛眞氏の『39歳からのシン教養』に触発されて、本を読みながら気になった用語、人名、事件などをかたっぱしからWikipediaで深掘りするクセがついたのですが、本書はそんな読み方をすると理解が広がります。 超大国アメリカのシーパワー戦略や移民が国のキャラクターに与える影響。 ヨーロッパ半島の沖に浮かぶ島国イギリスにとってのウクライナの意味。 ドイツにとってのロシアの位置づけと独露関係を注視する英米の思惑。 朝鮮半島の分断を「必要」と…