1)第5段 要旨 とにかく静かに内省的な隠遁生活を送ることを至高のこととし、それを、顕基(あきもと)中納言という人がいったという「冤罪の身ながら配流された流刑地で見るような月を見たい」という、インテリ共通の知識らしいことばを引用することで、強調しているようです。 顕基中納言のことばをどう理解したらいいのかということに、昔から多くの識者や学者さんたちが取り組んできた歴史もあったみたいです。 0)前置き以下の4点を参照しつつ『徒然草』を、下手の横好き読解しています。①旺文社文庫『現代語訳対照 徒然草』(安良岡康作訳注/1971初版の1980重版版) ②ネット検索 ③『角川古語辞典』(昭和46年改定…