よくよく考えてみると、議員というのは因果な商売です。当選するためには毎朝駅頭などに立ってほとんど聞く人もいないのに演説したり、見ず知らずの人に笑顔で握手したり、談笑したりしなくてはならない。やっと当選しても、有権者の機嫌を取るために何かの便宜を図ったり、陣笠の時には霞が関の役人を手なずけなくてはならない。そのくせ、マスコミ、特に週刊文春に見張られ、自由に銀座に飲みにも行けない。衆院議員であれば最長4年しかその地位が保たれず、地位を継続維持するためには、またまた見ず知らずの人にへいこらする必要があるのです。 それでも、”年季奉公”を重ねていけば、それなりの地位を得て利権を手に入れ、ある程度の収入…