法条遥氏の404 Not Foundを読んだ。例外小説で紹介されていた小説の中の一編だ。 池上裕也は2回死んだ。クラスメートの九条晶に告白し、振られ、そして父親の経営する会社のビルの屋上から飛び降りて、自殺した。しかし、なぜか同じ朝を3度繰り返してしまう。自殺したはずなのに、それはなかったことになっている。更に、自殺を回避すると、繰り返しから抜け出て、次の日に進めたのだ。 本書のタイトルが404 Not Foundなので、コンピューター関連の何かだと想像がつき、多分この展開はゲームの中の出来事なのだろうなということに途中で気づいた。多分このあたりは作者も織り込み済みだろう。この世界の構成がどう…