『円の誕生 近代貨幣制度の成立』(三上隆三、2011) 私(チキハ)は、おかねというものが交換の手段として人々の間に自然発生的に起こったということは、直感的にも納得のいくのですが、 いつから金や銀を国が管理して、今のような制度になったのか知りませんでした。 日本では、天下統一がきっかけとなり、統治者が金山銀山を手中に収めたのが土台となり、明治に洗練され今の制度になりました。 新貨幣の呼称「円」がどのようにして生まれたかの由来は研究者でさえ分かっていないようです。 この本には、明治の初めの火事でそれら文献は燃えた、と書いてあります。 日本の近代貨幣制度成立の背景には、外国勢力(イギリス)が深く関…