aikoのメジャー11枚目のオリジナルアルバム。 2014年5月28日にポニーキャニオンから発売された。アルバムとしては「時のシルエット」から約1年11ヶ月ぶりのリリース。
2012年下半期〜2014年上半期の活動を総括したアルバム。今作は「ある瞬間」のエピソードを切り取った楽曲がメインに展開している。
泡のような愛だった (初回限定仕様盤)
泡のような愛だった (特典CD付通常仕様盤)
aikoが発表してきた作品のなかでも11枚目のアルバム「泡のような愛だった」の完成度の高さは、Top3に入るのではないかと思う。 まずアルバム名の「泡のような愛だった」というタイトルが素晴らしい。アルバム内には「君の隣」や「染まる夢」のような恋や愛の始まりを歌う曲も収録されている。しかし、アルバム名を泡のような愛"だった”と過去形にしていることで、このアルバムで歌われている恋や愛は現在ではなく、すべて過去の話であると明示しているのだ。それが効果的に働いている楽曲がアルバム名の元となっているであろう「キスの息」だ。 この曲は愛に溺れていくことの幸福感からくる不安さを歌った歌だが、そのなかに 泡の…