・紀元前289年 孟軻は死去した。 ※軻の教えを記した『孟子』は、死後すぐに弟子によって纏められたと考えられる。彼の教えは、善政を敷けば隣国から慕われることや(公孫丑上篇)、徳によって統治を行う王者であれば大国である必要がないこと(公孫丑上篇)、周の文王を見本とすれば大国で5年小国で7年あれば王者として天下の為政者になれる(離婁上篇)というものであった。彼の目指した「王道政治」は実現性が低くどこの国も政策は採用しなかったものの、理想を目指す姿勢が共感を持たれ後世にまで残ったとも考えられる(落合淳思『古代中国 説話と真相』)。 ・紀元前288年 秦の昭王,嬴稷は2か月間「西帝」を称した。 ※これ…