タバコが一番美味しかったのは、高校生のときです。不良ですね。 友人が、横須賀のアメリカ海軍基地から洋モク(外国タバコ)を手に入れてくるのです。僕が好きだったのは「KENT」です。白い、硬い箱に入っていて、それはそれは上品な、良い味でした。親が寝たあと、自分の部屋で受験勉強しながら吸いました。お小遣いが「高価な煙」に変わりました。 大学では、スキー・クラブに入り、合宿に行ったとき「いこい」が流行って、みんなで吸いました。「いこい」は安かったからです。 父は、家では、両切りの「缶入りピース」を吸うことが多かったです。味としては、両切りの「富士」が一番美味しかったと思います。 もっと美味しかったのは…