評論家・浅羽通明が長期間にわたって個人で発行している、批評・時評ペーパー。著書の末尾に記載されている住所に購読料を支払えば、不定期に郵送されてくる。 2010年、通算250号を突破。
2007年、幻冬舎からセレクト版の書籍「天皇・反戦・日本―浅羽通明同時代論集治国平天下篇」が刊行された。
天皇・反戦・日本―浅羽通明同時代論集 治国平天下篇
「流行神」とは、民俗学上の用語で、ある特定の時代背景の下、一過性の流行がみられる信仰対象のこと。 故・宮田登が深く研究した。
はやり神
記憶にないくらい久しぶりに、図書館で借りた小説を読む。小説を読むのは読書会の課題図書としてがほとんどだから書き込み等のために自分の本でなければならないし、そうでなくとも小説の積読本の蔵書が大量にあるから、図書館を利用するまでもなかったのだ。 今回は直木賞作家万城目学(1976-)のイベントに参加することになったので、どんな作家か知ろうと手頃な感じの本を借りて読んでみた。面白かった。よい話だった。文庫本で読んで手元に置いておいてもよかったと思えるくらい。 小さな神社の神様が主人公で、神の仕事ぶりや神々の世界、神と人とのかかわりが、ユーモアたっぷりに描かれる。これぞまさに、僕が大井川歩きや金光教を…
一条真也です。『怪談の仕掛け』伊藤龍平著(青弓社)をご紹介します。著者は1972年、北海道生まれ。國學院大學文学部教授。専攻は伝承文学。著書にブログ『何かが後をついてくる』で紹介した本をはじめ、『江戸の俳諧説話』(翰林書房)、『ツチノコの民俗学――妖怪から未確認動物へ』『江戸幻獣博物誌――妖怪と未確認動物のはざまで』『ネットロア――ウェブ時代の「ハナシ」の伝承』(いずれも青弓社)、『怪談おくのほそ道――現代語訳『芭蕉翁行脚怪談袋』』(国書刊行会)、『ヌシ――神か妖怪か』(笠間書院)、共著に『現代台湾鬼譚――海を渡った「学校の怪談」』(青弓社)、『恋する赤い糸――日本と台湾の縁結び信仰』(三弥井…
日本の文化人 噂の眞相 7月別冊噂の眞相Amazon目次 日本をダメにするタレント文化人を斬る! ●佐高信vs田中康夫 日本の文化人はなぜダメになったのか! ・文化人やマスコミ人が取り込まれるケースとして、ひとつに政府の審議会入りの問題がある ・マスコミは企業にたかっている。一番腐っているのは経済部の記者。 ・経済ジャーナリズムがまともにならないと企業は変わらない。会社ほどでかいツラして、経営者ほどデタラメやってる奴はいない。 ●宮台真司がバカ知識人を「快舌乱麻」! ・『諸君!』4月号、中川洋八と小田晋の対談。彼らの中で僕の存在が宮台ザウルスにまで巨大化したのは(笑)、間違っても僕が巨大だから…
このブログではおなじみの、話題のまとめから話を広げる記事。 togetter.comここにつけた当方のブクマ 「テルマエ・ロマエ」や「くーねるまるた」も、つまりはこの系譜にあるし、外国人じゃなくて「違う世代が、若者の趣味を激賞する」に窯変したのが「メタモルフォーゼの縁側」でありましょう https://b.hatena.ne.jp/entry/4754008051908172928/comment/gryphon これはタイトルにうたったように「再論」である。同作が「手塚治虫文化賞」と「マンガ大賞2010」を受賞した2010年に書いていた。以下再掲載 実はこの作品が人気を呼んだのには、ゆるやか…
毎年恒例。 www.youtube.comm-dojo.hatenadiary.com 2.26事件は早朝に起こったというから反乱軍は夜の十時の今頃にはすでに動き出していたか。昭和11年2月の私はアルバイトをしながら三味線のお稽古に通っていた。26日は住んでいた近くの日光街道に軍隊の車が兵隊を沢山乗せて慌ただしく動き回っていた。何かが起こったことは下町でもわかった。— 内海桂子 (@utumikeiko) 2016年2月25日おお、これはめでたい◆「2・26事件」の舞台「九段会館」の保存へまもなく工事開始(Wedge) - Yahoo!ニュース https://t.co/bM18mOzCPX …