姉上さまが リフォームしてくれた 居間の床 冬には まるで 氷のうえ歩くように 冷たくて 避難所の床 どんなにか 冷えるだろう と この 古屋の 床の冷たさ ひと足 ひと足 踏みしめるごと せめて 段ボールでも 新聞紙でもよいなあ と なにか 敷物がわりのもの とどけられること 祈っていた 古屋は 構造上 あたたかくするには 限界がある 畳敷きであったものを フローリングの 板敷きにしてもらって なにしろ 床 抜けそうになっていたので… その フローリングのおかげ 姉上さまのおかげ で ママと ふたり しばらくを ふたり ここで いさせてもらえたんだなあ… と ありがとう と 祈っていた ご近…