先日、浅草橋まで線香花火を買いに出かけた。科学館の演示実験の中に「炎色反応」という実験があって、昔の花火の代表格として、この線香花火を実際に点火して、その炎の色を確認してもらうという場面があるのだが、ストックが底をついてしまい、注文を待っていると間に合わないため、急きょ買い出しにでかけた訳である。 ちなみに、江戸時代までの花火の色は、オレンジ色でこれは黒色火薬の色である。現代のように多様な色合いを作ることができるようになったのは、明治以降で外国から薬剤や金属の粉を輸入し、花火に利用することが可能になったからである。 伝統の手筒花火 現代の花火 JRの浅草橋駅で降りて、浅草方面に向かって歩いてい…